足のオーバーユース症候にインソール敷いてはいけない!
インソール意味ない!?
よく聞く治療方法の一つが「インソール」です。
通称、「足底板」とも言います。
インソールを挿入して、体のバランスを取ることにより、痛みを取る方法です。
理論としては、足から荷重バランスを変えて痛みを軽減するものです。
一般的な処方としては、「内側アーチ」を補強するものや「横アーチ」をサポートするものがあります。
当院でも、昔は外脛骨やオスグッドやシンスプリントなどに使用しておりました。
では、なぜ私がインソール否定派になったかを説明したいと思います。
インソールが嫌いな理由
理由は2つあります。
1つは、片方だけに処方することが多いからです。
このせいで、「反対の足」に物凄く負担がかかることです。
身体はバランスを取っています。
基本的には、片方に何かをすると必ず「代償動作」を学習します。
それにより、痛みは取れるかもしれません。
しかし、「外すタイミング」で正しい動作が獲得されている訳では決してないのです。
だから、「痛み」が再発する可能性があります。
最悪は、癖が残ってしまうことです。
二週間程度はインソールで、日常を送ることになります。
非常に、不自然な治療です。まだ、安静の方がましです。
そして、痛みがなくなれば即復帰というのもよく見かけるケースがあります。
慎重に復帰しなければ何の意味もありません。
2つ目は、「足のアーチが硬化」してしまうからです。
現在の靴では、元からインソールのようなものが入っています。
ここにさらにインソールを引くと、足底腱膜が下敷きを引いた状態になります。
二重に邪魔をするわけです。これで、足のバネが全く無視されます。
ずっと、継続的に圧迫されている状態です。
これが本当に最悪です。大事な足のアーチを無視することです。
足と床の関係性によって、股関節や膝は成り立っています。
以上の理由において、私はインソールは不要と感じております。
現在、足の疾患でお困りの方はぜひLINE@にてご相談してみてください。