骨折後のランニングはいつから?
骨折後のランニングはいつから?
結論からいいます。
「ランニングはいいです」
ただし、「順番」があります。
いきなりの強度で、リハビリを許可するところがめちゃくちゃ多い。
メディカルからアスレチックへリハビリを展開します。
その後に身体のバネを獲得して、ランニングの跳躍系に進むのがデフォルトです。
もう一度いいますが、「順番」を踏む事はとても大事です。
患部の状態がよくなっても、日常に返ってもらうまでが治療ではないでしょうか?
例えば、マラソンを趣味にしている人が、足首を骨折して一ヶ月ギプス固定やオペをした人がいたとしましょう。
松葉杖にて、完全に足を上げて生活し、2週間に一回程度の診察をします。
だんだんと固定が短くなり、そろそろ外すような状態になりました。
あなたは、患部を見てビックリします。
「痩せたような気がする?」
そんな中、医師にこういわれます。
んじや、もう外して歩きましょう。
さらに、2週間経過します。
日常生活にも余裕が出てきています。
もうすぐ、ランニングしたいなー!と思い始めます。
先生に聞いてたら
「骨はくっついているから、もう大丈夫だよ」
「あなたは安心して、走り出します」
ここで、100%あなたの足首の未来当てましょう。
「足首の違和感が残り、マラソンレベルには到底戻れません」
なぜ元の状態になれないのか?
病院は、「画像所見」をメインにしか見ません。
骨癒合さえすれば、責任は回避できます。
リハビリや違和感や痛みや不安など、誰もサポートしてくれません。
外傷系からの復帰をこの国では、サポートしてくれる人はいません。
結局は、個人的責任に任されています。
よく患者さんが、いわれる言葉があります。
「適当に動いてみて」
「もう走ってもいいよ」
「痛くても使わなきゃダメだよ」
こんな、無責任な言葉ってあります?
患者さんは素人ですよ?
ただでさえ、患部はギプス固定でカチカチですし、固定外れたと思ったら動け!
ありえないでしょ?
でも、これが今の医療のリハビリです。
病院では、人は治りません。
残念ながら、私たちのような、伝統的な職人も全国的にはもうありません。
この国では、リハビリ難民が溢れています。
リハビリの最後の光として、黙々とデータを取り継承していくしか道はありません。